ADHDの子ども出すを社会にまでに必要なこと(2)

adhdの子どもの学生の時期に必要なこと

adhdの子どもは、小学生の頃から担任の先生から他の生徒と同じ行動をすることを強要され続けます。そして9歳頃になるとなぜ自分だけが叱られるのかが理解できず、自分の行動が認められないことに矛盾を感じ始めます。

具体的には、adhdの児童が小学校1年生のころなら「リーダーシップがあり、授業中に恥ずかしがらずに手を上げて発言ができる明るく利発な児童」という評価だったものが、小学校4年生を過ぎる頃には、「お友達の意見を聞かずに自分の意見を押し通そうとする自分勝手な児童」と周りからの評価が変わってしまうことなどが理由です。

adhdの子どもは好き嫌いがはっきりしている場合が多く、興味があることには積極的に参加しますが、やりたくないことには譲歩することができずに否定や拒否の発言をしてしまうため、協調性が無いと周囲から責められたり非難されることが多くなります。

低学年の頃は人気者で明るい性格だったとしても、先生から注意されることが多すぎると反発して反抗的になったり、反対に周囲から認めて貰えないことに苦痛を感じて孤立したり、不登校になったりするのもこの時期です。

「相手の気持ちを考えて行動や発言をする」

この時期に身に付けていただきたいことはこれだけです。

adhdの人が社会に出て1番困難に感じるのは、コミュニケーション能力不足です。仕事を辞めたいとご相談に来る人の理由で最も多くお聞きするのが、職場の同僚と上手く行かないから退職したいというケースです。

ですから幼児期に塾に通わせるよりは、積極的に外遊びをしてお友達との交流の時間を持たせてあげてください。

「外遊びとかそんなこと、わざわざ言われなくっても分かっています」お母さまにそういわれることもあります。

そんなお母さまは、プライドが高い人で「それでも、うちの子は悪くない。うちの子は特別なんだ」と思っています。

そして小学校から苦情の電話があるたびに自分の子どもを庇い、なぜお友達と上手く行かないのかを改善させようとしません。

(3)に続きます。しばらくお待ちください。