既婚者同士の不倫は別れられない

 

「不倫はいけないこと」なんて小学生だって分かっていることなのに、成人した立派な大人がなぜ道を踏み外してしまうのでしょうか。同じ過ちを繰り返してしまうのでしょうか。

心理学で考えると不倫には別れられる不倫と別れられない不倫があるのです。

別れられる不倫

性懲りもなく何度も不倫を繰り返しているのは大抵は既婚の、しかもマイホームパパと呼ばれている様なマメな男性です。

例えば25歳の独身女性と社内不倫関係になった30歳既婚男性のケースを見てみましょう。

付き合ってから5年経つと女性は30歳になり、友人の半分は結婚している状況で、そろそろ私も…と結婚を考え出す年齢です。

女性が「彼は奥さんとは上手くいっていないと言っていたから、そろそろ離婚が成立するはず…」と考える頃、「結婚」とは口に出さなかったとしても男性は不穏な気配を感じ取り、あっさり気持ちが離れて別の、やはり25歳くらいの女性と関係を持ってしまいます。

このような男性と付き合うと、本当に奥さんと別れて結婚できたとしても、幸せなのは「略奪愛の勝者」としての自己満足感が続くほんの数年間だけです。

その後は、夫が40歳になっても50歳になっても性懲りもなくまた25歳くらいの女性との浮気を繰り返すことに悩まされる様になります。

人は好みの食べ物が変わらない様に、男性は歳をとっても好きな女性のタイプは変わりません。

この男性の様に「25歳くらいの女性」がストライクなら自分が50歳になっても80歳になっても「25歳くらいの女性」が好きなのです。

心理学で考えると、自分は変わることができても相手を変えることはできません。愛し合っていようが、結婚しようが、相手の「好みの女性のタイプ」や「不倫癖」を変えることはできないと思った方がいいでしょう。

人を愛する時は、他人から奪ってでも好きな相手を手に入れたいと思うものです。元彼女(元妻)から奪えば、その人よりも自分の方が美人だからとか、自分の方が妻としてふさわしいからと言う様な優越感が持てます。

でも、それは最初の数年だけ。「愛されたい欲求」が満足すると愛はお互いに急激に冷めていきます。冷静に考えると人のものだから良く見えただけなのかも知れません。

自分のものになったら「ただの若い娘好きのおじさん」かも知れませんよ。

 

別れられない不倫

先にも述べましたが、人を愛する時は他人から奪ってでも手に入れたいと思うものなのです。

その極論が愛するが故、手に入らないのなら、他人の手に渡すくらいなら、殺してしまいたいと思う感情です(ダメですよ!)。

同じ不倫関係でも、既婚者同士の不倫だとお互いの家庭で中々離婚が成立しないので「もう、この先どうにもならないから無理心中する」と考える人もいるようです(ダメです!)。

既婚者同士の不倫は5年10年と通常の恋愛よりも長く続くケースが多いです。

お互いにパートナーとの結婚生活を続けながら、不倫相手との関係を保つのは相当なエネルギーを使うと思うのですが、そのエネルギーを十分に補える大切な存在だから続くのです。

不倫相手とだけ感情的に「愛し合っている」と確信を持てたり、肉体的に求め合う気持ちが一致していたり、お互いの家庭では得られないものを不倫相手との間には得られるから5年10年と続いてしまうのです。

子育ては夫婦の共同作業としてしっかりおこない、愛は不倫相手と与え合う生活はスリリングです。

ただし、「不倫相手のことを自分の魂の半分のカタワレの様に感じる」のだとしたら、性欲だけとか、背徳感でドキドキするからとか、刺激があるから不倫をするのとは全く別物の魂のレベルの結びつきです。

もし、魂のレベルで結びついてしまっていたのなら、他人や社会が2人を引き離しても数年後には必ず再会してしまいます。死ぬまで離れられないでしょう。

無理に別れるのはお勧めしません。二人の関係は親友にも話してはいけません。

心を整理するための懺悔はお聴きしますので、墓場の中まで持って行ってください。

 

不倫相手と別れたい時

不倫相談で良くあるのは、不倫相手と別れられないと言う相談です。

どうしても嫌いになれない。でも、別れなくてはならないから辛い。

夫では無く、不倫相手だけが自分の欲している物を与えてくれるから別れられないのです。無くてはならない存在でしょう。

でも、どうしても別れなければならない時は、認知療法で愛着障害を改善し、あなたが欲している物への考え方を改めることで別れられる様になります。

認知療法、不倫相談は、匿名で電話カウンセリングも可能です。