ペットロス症候群(愛犬が亡くなりました)

先日、14年間共に生活してきた愛犬が病気で亡くなりました。今年の5月に歩き方がふらついているように見えたのと、急に餌を食べなくなったので動物病院に連れて行くと「子宮蓄膿症で敗血症になっている。このままだと餌が食べられなくなって2週間くらいで多臓器不全で死んでしまう」と言われました。

老犬でしたのですでに耳は遠くなっていたのですが、動物病院で検査のためのレントゲンを撮る際に、興奮して眼球の血管が切れて目も見えなくなってしまいました。

病院から自宅に帰って来た時には、行く前よりもかなり具合が悪くなっていて、耳は聞こえない、眼も見えない状態で自力で水も飲みに行くことすらできず、寝たきりになりました。

動物病院からは、「今、手術をすれば2ヶ月は生きられるが、このままではもってあと2週間」と言われたので、家族全員がそんなに遠くない日に愛犬が虹の橋を渡ってしまうと考えていました。

愛犬が寝たきりの状態から首を起こしたタイミングで水を口元まで持って行って飲ませたり、ゼリー状の餌を食べさせたり、3日間ほぼ寝ないで付きっきりで介護しているうちに歩けるくらいまで回復し、少しずつ目も見えるようになりました。

小型犬でしたのでもともと室内で放し飼いにしていて、キッチンにいる時は私の足元で何か貰えないかなと言う顔つきで待っていましたし、洗濯物を干す時は一緒にベランダに出て遊んでいるなど、寝ている時も起きている時も、何処に行くにも一緒でした。

家族が出かけている時は、必ず玄関マットの上に寝て待っていてくれました。玄関ドアを開けた時に愛犬の名前を呼んで「ただいま~」と言うのが習慣でしたので、ドアを開けても姿が見えないのはとても寂しく感じます。

まだ名前を呼べばトコトコと歩いて来るような気がして、愛犬のいない生活になじむことができません。

愛犬をペットショップで購入した際に「この犬種(パピヨン)の平均寿命は14年です」と言われたのをずっと覚えていて、近いうちにお別れする日が来ることを何度も家族に話していました。でも何故か「うちの子は死なない」と、勝手に考えている自分がいました。

以前にブログでペットロス症候群について書いたことがあるので、ペットが亡くなるとその喪失感から軽いうつ状態になると覚悟はしていました。

しかし、なぜか予想に反してうちの家族は誰もペットロス症候群にはなりませんでした。

考えられる要因は、5月に危篤状態になってから、「もう残された時間はそんなに長くない」と家族みんなで理解して、残りの5か月間は思いっきり愛犬と一緒に過ごすことが出来たからかも知れません。

亡くなる3日前まで、あと1年は長生きしてくれるだろうと思うくらい元気でしたし、毛もふさふさで、抱っこするとモフモフの肌触りと良い匂いに私たちの方が癒され、5月の病気から元気になってくれたことに心から感謝しました。

再び歩けなくなり、最後の3日間は起き上がれなくなっていたので家族が交代で介護し、最期は腕の中で息を引き取りました。

相思相愛と言う言葉がありますが、目が合えばなおのこと、そばに居てくれるだけでも愛おしい存在でした。愛犬からたくさんの愛を貰いました。

もしかしたら人間は、愛したいからではなくて、愛されたいからペットを飼うのかも知れませんね。