月曜日は学校に行きたくない[前編]

小学校の頃の話ですが、月曜日は学校に行きたくなくて、よく仮病で休んでいました。

「お腹が痛いから学校休む・・・」

子供だったのでそれらしい言い訳を思いつかず、何度も何度も「同じ手」を使っていたので、そうは長く使えませんでしたが・・・

ではなぜ、登校するようになったのか?

結論から言いますと、大人から放置されたからです。学校に行かなくて「誰も私の問題を解決してくれない」と悟ったからです。

昔だったので、学校を休む時は登校班の班長さんが担任に欠席の連絡をしてくれました。今のように親が学校に連絡する必要は無かったのです。

欠席と決まったら、具合の悪いフリをして少し寝て、お腹がすいたから何か食べる物ないかと探しても、塩結びのおにぎりしか無い。「こんなんだったら給食 食べたかったな~」なんて思いながら、給食の献立表を見て後悔する。

お昼を食べ終わると漫画本を読む。でも、何度も読んでいる本なのですぐに飽きてしまいます。3時くらいまで我慢して、もう友達が下校する時間かな?とか考える。でも、仮病で休んだから外に遊びには行けない。「あ~退屈~!」

今のようにインターネットが繋がっていないので、情報が何も入ってこない。誰とも何も話せない。3日も連続で休んだら物凄く暇です。

仕方なく学校に行くと、授業が進んでいる。塾には行っていないので勉強が遅れる。暗記の宿題が出る。家で勉強する気なんてそもそも無い。よけい解らなくなる。悪循環ループ開始です。

昔は、掛け算九九が暗記できないと教室の後ろに立たされ、言えたら席に戻って良いとか、宿題を忘れたら黒板の前に後ろを向いて立たされて「けつバット」と言って野球のバットでぶたれました。

私は7の段が覚えられなくて、ず~っと立たされたままでした。普通の子は、立たされるのは恥ずかしいから早く暗記しよう!と思うのかも知れませんが、私は立たされている間、算数を勉強する意味ってあるのかな~?とか何で勉強しなくちゃいけないのかな~?とか、ぼーっと考えていたり、暗記テストでみんなに注目されると赤面症になり、何をしゃべったか判らなくなるので、いつまで経っても合格できませんでした。

学校に行かなかった問題は2つ有り、そのうちの1つが教師の体罰に対する反抗だったので、学年が上がり担任が替わったことで解決しました。

長くなりましたので、もう1つの問題は続きで書きます。