スピリチュアルは嫌いかも

心理カウンセラーという職業のイメージなのか、時々ですが「霊とかオーラとか見えるの?」と質問されます。

学生の頃の友達に霊感の強い子は何人かいましたが、私は霊感は有りません。いつも友達の話を「霊が普通に見えるのって生き辛そうだな」と思って聞いていました。

小さいころに祖母から「6歳までは神様がついていて守ってくれるけど、6歳を過ぎたら守ってくれないから事故に気を付けなさい」といわれたのと、「お盆の時は、ご先祖様が昆虫になって戻って来るから捕ってはいけない」といわれたのだけは守っていました。

どちらかと言えば、川や岩などの自然界の精霊とか、八百万神とかは居そうだなと思いますが、何も信仰はしていません。

交通事故に会う前に警告のサインが写真に写ったことがあるので守護霊とか、UFOは至近距離で見たことがあるので信じています。

UFOが飛んでいるのだから宇宙人はいると思いますが、宇宙の法則とか、輪廻やカルマとかの話になると、何の根拠があるのだろうと不思議に思います。

スピリチュアルを説く方の中に「あなたがお母さんを選んでこの世に産まれてきたのだから、現世での苦労は魂の修行」と語られている方もいらっしゃいますが、そんなのは育児放棄されたり、虐待された子どもには絶対に納得できません。

普通の家庭に生まれた人には、親に虐げられた子どもの気持ちは分からないから、こんなことをいうのだと思います。

ご先祖様がいたから今の私があるのは理解できるので感謝していますが、宇宙からの霊や神の力は理解できません。なので私はもしかしたらスピリチュアルが嫌いなのかも知れません。

昔、母が良く当たる霊感占いの方にみていただいた話を聞いたことがあります。母がその占い師の方に「何歳くらいで結婚できますか?」と聞いたところ、「結婚はするかも知れないが、あなたには6歳くらいの女の子の生霊が付いています」といわれたそうです。その生霊は育児放棄されていた私のことでしょう。もちろん子どもの話などは何もしていなかったそうです。

ここまで読むと、「なんだやっぱりスピリチュアル的なものを信じているんじゃないの?」と思われるかも知れません。私は霊感がないからスピリチュアルカウンセラーのように霊と交信できる人がうらやましいのかも知れません。

私は心理カウンセラーの勉強をした時に、子どもの頃に辛い思いをした経験は、「自分は母親のようにはならない」と考えることで浄化できました。

世の中には親から性的虐待を受けていたり、存在自体を無視されていたり、親から虐められて育った子どもがいます。

そんな辛い思いをしている子どもにスピリチュアル的なものを説く方は、「あなたがお母さんを選んで産まれてきた。魂の修行なんだから頑張れ」といいます。

私は子どもの頃に育児放棄されて、もう苦労はしたくないので「魂の修行」はパスします。現世で今を楽しく生きていける方が良いです。