うつは睡眠でわかります

「もしかしたら、自分はうつ病なのではないか・・・」と、悩んだことはありますか?「うつ病は心のカゼ」と言われるように、誰でもかかる可能性のある病気です。

風邪をひくと熱が出たり、咳が出たりして自覚することができますが「心のカゼ」は、熱も咳も出ません。気が付いたらうつ病になっている場合があります。そして風邪は1週間ほどで自然に回復する場合がありますが、うつ病は自然治癒は難しく、きちんと原因を見つけないと回復まで数年単位に長期化する場合があります。

風邪をひいた時は、熱が出て、身体がだるくて、起き上がるのがやっとだったり、喉の痛みで食事ができなかったりします。うつ病の時も、朝、会社に行かなきゃいけないのにベッドから起き上がれない、何もやる気がおきない、何も食べたくなかったりします。とても良く似ています。

もしかしたら自分はうつ病かも知れないと思ったら、「ちょっとしたことでもひどく気分が落ち込んでしまう」「すべてが面倒で、何もやる気がおきない」「良く眠れない、寝た気がしない」などの症状があるか考えてみてください。

なかでも1番判断しやすいのが睡眠です。「仕事のことが気になって1日中頭から離れない」という人は、夢の中でも仕事をしていて脳が少しも休めない状態になっている場合があります。

寝る直前までSNSなどを見ている人は、パソコンや携帯電話などから出るブルーライトの為に目が冴えてしまい、寝付くまでに時間がかかることがあります。

いつも仕事のことが気になっている状態の人で、3時間くらい寝るとなぜか夜中に目が覚めてしまい、また仕事のことを考え出すと、そのことが気になってその後ずっと眠れなくなる人もいます。

仕事に行くには7時に起きて仕度すれば間に合うのに、4時か5時頃には目が覚めてしまい、その後どうしても眠れなくなってしまうという人もいます。

ときおり芸能人の方が「忙しくて3時間しか寝ていません」と話していたりします。「寝不足で死ぬことはない」などと言われますが、うつ病の人は、ほぼみなさん睡眠障害を抱えています。

もし、寝ているはずなのに疲れが少しも取れないとか、朝から疲れているなどの症状があったら心療内科を受診することをお勧めします。お薬で睡眠がしっかり確保できてから認知行動療法などでカウンセリングを行えば、早期の回復が望めると思います。